[5日 ロイター] – ベルギーの情報機関、国家安全保障局(VSSE)は、中国の電子商取引大手アリババ・グループがベルギーで運営する主要物流拠点にスパイ活動の懸念があることから監視を行ってきた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日報じた。
物流拠点はリエージュの貨物ハブ空港にあり、VSSEはアリババを含む中国企業による「スパイまたは妨害活動の可能性」を示す動きに目を光らせているという。
VSSEはFTに対し、中国企業は法律で中国当局や情報機関とのデータ共有が義務付けられているため、アリババが「注意すべき」存在だと語った。アリババは不正を否定しているという。
アリババとVSSEから報道についてコメントは得られていない。
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