米連邦議会議員、法輪功学習者の救出呼びかける ブリンケン国務長官に書簡

2023/09/08
更新: 2023/09/09

米国のリンダ・サンチェス下院議員は5日、ブリンケン国務長官宛に書簡を送り、中国共産党(中共)に不当に拘束された中国伝統気功の法輪功学習者3人を救出するよう求めた。

サンチェス議員は中共は法輪功に対して「集中的に残酷な弾圧を展開している」と非難し、学習者の一刻も早い釈放を訴えた。

サンチェス氏が釈放を求めているのは、ロサンゼルス在住の法輪功学習者、康女士さんの妹の康淑梅さん、甥の張嘏さん、侯利軍さんの3人。

康淑梅さんと張嘏さんは2022年10月に、侯利軍さんは2023年4月に拘束された。いずれも法輪功を学んでいるという理由で拘束され、現在親族による面会は許されていないという。

侯利軍さんは迫害に抗議するためにハンガーストライキを行い、危険な状態にある。

サンチェス氏は書簡の中で「国際社会は中共による法輪功への弾圧を強く非難している。こうした人権弾圧に対する認識を高め、立ち向かうのは極めて重要だ」と訴えた。

法輪功は「真・善・忍」を重んじる中国の伝統的な修煉法。その圧倒的な人気を脅威とみなした当時の中国国家主席・江沢民が弾圧を決行して以来、中国本土で学習者は不当に拘束、拷問され、殺害されている。

法輪功情報サイト「明慧ネット」によれば、今年8月に21人の法輪功学習者が迫害で死亡した。しかし、中国国内の状況を把握するのは難しいため、これも氷山の一角に過ぎないと専門家らは指摘している。

 

米国をはじめ国際関係担当。