[東京 1日 ロイター] – 松野博一官房長官は1日の閣議後会見で、野村哲郎農相が8月31日に原発処理水を「汚染水」と発言したことについて「言い間違いとはいえ、発言があったことは遺憾であり、あらためて緊張感をもって水産事業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くしてもらいたい」と述べた。
野村農相は31日夜に発言について謝罪、撤回した。1日朝には野村氏から報告があり、松野長官は適切に対応するよう指示したという。
東電などは、汚染水は高濃度の放射性物質を含んだ水と位置づけ、濃度低減のために浄化処理などを行った処理水とは区別している。
一方、松野官房長官は、最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射など一連の挑発行動を受けて、日本政府が米国・韓国と歩調を会わせ、核・ミサイル計画に関与した3団体・4個人の資産凍結措置を閣議了解したことを明らかにした。
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