[15日 ロイター] – カナダ企業の海外活動に関する人権侵害を調査する機関、「責任ある企業のためのカナダ・オンブズパーソン(CORE)」は15日、米高級衣料大手ラルフローレンのカナダ法人対する調査を開始したと発表した。同社のサプライチェーン(供給網)と中国における運営が、新疆ウイグル自治区での強制労働を利用したり、その恩恵を受けていたりする疑いがあるため。
28の民間組織が昨年6月に共同で申し立て書を提出。COREが今回、訴えの詳細に関する最初の報告書を公表した。COREは同様の疑いで、カナダに拠点を置く鉱業・不動産投資会社GobiMinの調査を行っていることも明らかにした。
ラルフローレンとGobiMinはロイターのコメント要請に応じなかった。
COREは7月、同様の疑いでナイキ・カナダとダイナスティ・ゴールドの2社に対する調査を開始したと発表した。
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