神韻芸術団が日本到着 アーティスト「故郷で公演でき感無量」

2022/12/24
更新: 2022/12/26

中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は24日、成田国際空港に到着した。3年ぶりとなる来日公演では東京や京都をはじめ、全国10都市をめぐる。チケットが売り切れとなる会場も続出する人気ぶりだ。アーティストたちは空港で待ちわびていたファンから熱烈な歓迎を受けた。

鈴木鋭さんは日本出身の神韻アーティストだ。故郷のステージで3年ぶりに公演することについて「待ちに待った瞬間です。感無量です」と心の高ぶりを見せた。

神韻アーティストの鈴木鋭さん(牛彬/大紀元)

同じく日本出身のアーティスト大勢如日さんは取材に対し、公演を通して日本の観客に希望と勇気を与えたいと語った。「コロナの影響が3年間続くなか、物事の儚さを感じた方も多いと思う。神韻を鑑賞することで、人々が人生の意義を見出し、かけがえのないものを見つけられたら幸いです」

神韻アーティストの大勢如日さん(牛彬/大紀元)

空港のファンは熱いコメントを寄せた。着物姿で出迎えた井田さんは、鑑賞の度に体験できる、神韻音楽やアーティストたちの磨かれた技術に感動しているという。「アーティストに会うのはとてもワクワクしており、公演が始まるのを楽しみにしています」と述べた。

勅使河原さんは、神韻公演では「歴代の王朝を訪問したような」世界観を観ることができると語った。「西遊記の孫悟空など、好きな人たちに本当に会える気がします」と期待に胸を躍らせた。

ファンから花束を受け取る神韻芸術団のアーティスト(牛彬/大紀元)

神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、2006年にニューヨークで設立された。公演では中国古典舞踊の巧みな技、東西の古典楽器を融合させたオーケストラ、色鮮やかな衣装、豪華な3Dダイナミックバックスクリーンが観客を壮大な旅へといざなう。

中国古典舞踊の特徴について、神韻アーティストの鈴木さんは、空中で行う高難易度な技に加え、身体の動作で自身の感情を表現することができると語った。「舞台は映画と違い、観客はアーティストの表情を見ることができません。そこで私たちは身体を使って喜怒哀楽の表現するのです」。

神韻公演を主催する古典芸術振興会の稲垣さんは「コロナのパンデミックが起きてから毎年楽しみにしてきました」と喜びを表した。「パンデミック下では、多くの方は気持ちと精神的に良い状況ではなかったと思う。もっと心を明るくしてもらう、もっと夢を持って生きてもらう、ということを伝えたい」と語った。

「この先の日本を明るくしてくれる神韻公演だと思います。開催する意義は大きいでしょう」

ファンから歓迎を受ける神韻芸術団のアーティスト(牛彬/大紀元)

神韻2023日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページShenYun.com/JP)からも購入することができる。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。