[東京 1日 ロイター] – 松野博一官房長官は1日午前の記者会見で、中国とロシアの爆撃機が日本周辺で共同飛行を行ったことに関連し、両国が軍事的な連携を強めているとして懸念を示し、動向を注視すると述べた。両国には「重大な懸念を伝達した」という。
<中ロの連携強化、懸念を持って注視>
松野官房長官は中ロの共同飛行について「日本の安全保障上、重大な懸念」であると指摘。「外交ルートを通じて両国に対し、両軍が日本周辺で頻度を上げて一連の共同活動を継続している状況に重大な懸念を伝達した」という。
今回の共同飛行では「中国機がロシア国内の飛行場に、ロシア機が中国国内の飛行場にそれぞれ初めて着陸したとのロシア側の発表もある」と述べ、「中ロの軍事的連携の強化の動きもみられ、両国の動向を懸念をもって注視する」と強調した。
<全国旅行支援の再開、感染状況次第で国交省が判断>
年末に終了する予定の全国旅行支援の再開時期は、今後の感染動向の状況を踏まえ国土交通省で判断するとした。
全国で始まった数値目標を設定しない節電要請については「冬期の電力は安定供給に必要な予備率3%を確保できているため、一律の数値目標は設定しない」と説明。無理のない範囲での節電・省エネに協力を求めた。
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