上海デモ取材のBBC記者を当局が一時拘束、暴行受けたと同社指摘

2022/11/28
更新: 2022/11/30

[ロンドン 27日 ロイター] – 英BBCは27日、中国・上海で抗議活動を取材していた同社ジャーナリストの1人が中国警察から暴行を受けて拘束され、その数時間後に釈放されたと明らかにした。

広報担当者は文書で、一時拘束されたジャーナリストのエド・ローレンスさんの「扱いについて非常に懸念している」と表明。記者証を得て取材していたにもかかわらず、拘束された際に警察から殴る蹴るの暴行を受けたと説明した。

中国では厳しい新型コロナウイルス規制に対する抗議活動が27日までに各都市に拡大。上海では27日夜、数百人のデモ参加者と警察が衝突した。

BBCは、ローレンスさんに対して当局者がデモ隊からコロナが感染しないよう拘束したと釈明した以外、中国当局から公式な説明や謝罪を受けていないと強調した。

Reuters
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