ツイッター(Twitter)の従業員が、著名人などのアカウントが本物であることを示す青色の「認証バッジ」を販売しているとの声がユーザーから上がっている。この指摘について、イーロン・マスク氏も反応している。
約90万人のフォロワーを持つユーザー、WSBChairmanは6日、ツイッターの認証バッジについてツイートした。「Twitterの従業員は認証バッジを1万5000ドル(約220万円)以上で販売していた。私も含め、特定のアカウントについては、ツイッター側が標準の認証手続きを拒否し、裏で$$(ドル札の意)と引き換えに認証することを個人的に申し出ていた。調査が必要だ」
これに対しマスク氏は「Yup(うん)」と返信した。
ツイッターは認証の条件として「本物である、著名である、アクティブである」の3つを挙げており、金銭の支払いに関する記述はない。国家や政治家、言論人、タレントなどが承認を受けている。
「あまりにも多くの認証バッジが配布されており、その多くは恣意的なものだ。そのような場合は実際には認証されているわけではない」とマスク氏。「グーグルで検索すればいくらでも購入できる」。
マスク氏は10月末にツイッターを買収して以来、取締役の解任や従業員の大量解雇など大規模な改革を断行。5日には認証バッジの有料化(月額7.99ドル)を発表した。
マスク氏によれば、ツイッターアカウントが本物であると示す認証バッジは一種のステータスの象徴となっており、中世の「領主と農民」のような区別をユーザー間に生み出しているという。
ツイッター買収後に一部の広告主が撤退したことにより、同社は大きな損失を被ったとマスク氏は発表した。左派の活動家グループが自身に矛先を向けていることを非難し、「彼らはアメリカの言論の自由を破壊しようとしている」と述べた。
大紀元はツイッター社に取材を試みたが、記事発表までに回答は得られていない。
(翻訳編集・Wenliang Wang)
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