日本で今、注目されているものと言えば、健康に有益な台湾産の優良食品です。
キーワードは「おいしく、ヘルシー」。家族みんなが健康であることは何よりも人生を楽しくし、美容や長寿にも役立つことは言うまでもありません。
とくに食生活を見直すことに始まる健康志向は、台湾でも非常に関心が高いテーマとなっています。そのため「健康によい食材や調味料を吟味して選ぶ」ことは、台湾の人々の意識のなかでも定着したと言えるでしょう。
そうしたニーズに十分応えられる台湾の優良食品を厳選した展示会が、東京の日本橋で11月11日より開催されます。
会場は「誠品生活日本橋」のイベントスペース「FORUM」。最寄駅は地下鉄「三越前」です。各ブースで試食(無料)もできますので、お気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
展示会は3期に分かれており、開催日程は以下の通りです。
第1期
- 11月11日(金)13時~18時
- 11月12日(土)11時~18時
- 11月13日(日)11時~17時
第2期
- 11月18日(金)13時~18時
- 11月19日(土)11時~18時
- 11月20日(日)11時~17時
第3期
- 12月16日(金)13時~18時
- 12月17日(土)11時~18時
- 12月18日(日)11時~17時
それでは、当日に展示される予定の食品のうち、一部をご紹介しましょう。
「滷味包」でお肉の味が一気にアップ!
台湾の小磨坊(しょうまぼう)は1964年創業。台湾料理に欠かせないスパイスや調味料を製造しています。なかでも特にオススメなのが「滷味包」と「鹽酥雞椒鹽粉」。
台湾名物の滷肉飯(ルーローファン)は、ご飯にかける肉の煮込み(滷肉)がポイントです。そこで滷肉を調理するときに、小磨坊の「滷味包」を1パック入れるだけで風味抜群の滷肉ができます。
また、台湾料理のもう1つの定番といえば、やっぱり鹽酥雞(イエンスージー)。こちらは一口大の鶏の唐揚げで、大きな半身を揚げたものは鶏排(ジーパイ)になります。
揚げたての鶏肉に「塩鶏山椒塩粉」をかければ、日本にいても台湾風唐揚げが再現できます。塩唐椒塩粉は唐揚げだけでなく、チャーハン、ラーメン、炒め物など各種の料理にも利用できます。ぜひお試しください。
展示は第2期(11/18~11/20)と第3期(12/16~12/18)。
詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
丰丹の高級銘菓「日本のご進物にも最適です!」
「丰丹(ほうたん)厳選本舗」は、日本でいうお中元やお歳暮のような「ご進物」を主力とする台湾のお菓子メーカーです。
台湾の特色ある高品質な「お菓子の進物」を数多く世に出してきた「丰丹」は、台中市の「十大進物コンペティション」で優勝した実績もあります。
製菓に使うのはニュージーランド産の高品質バターで、マーガリンは使用していません。もちろん香料や人工色素、防腐剤なども完全に無添加。自社工場で製造する全ての製品に、安全安心の理念を徹底しています。
甘すぎず、脂っこくない味。歯にもつきにくく、食べやすい丰丹の台湾銘菓は、日本でもきっと喜ばれるでしょう。
そのなかの一つである「桂圓南棗核桃糕(リュウガンとナツメ、クルミのケーキ)」はクルミたっぷり。ラム酒の芳醇な香りが、お口いっぱいに広がります。
もちろん「原味鳳梨酥(定番のパイナップルケーキ)」もお薦めのアイテムです。台湾産のパイナップルを使い、果肉の歯ごたえを残して焼き上げました。ほど良い酸味のなかに感じられるのは、カスタードクリームのほのかな甘さ。これは「必食」の一品ですね。
「松子茶酥(松の実と茶葉のパイ)」は、最高級の紅茶葉を挽いて生地に練り込み、松の実を入れて焼いた香り高いパイです。きめ細かい緑豆の餡が織りなす「もちもち食感」が、たまりません。
展示は第2期(11/18~11/20)と第3期(12/16~12/18)。
詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
浦田竹塩は「森のなかの温泉の香り」
竹塩(たけしお)は、太い竹筒に海塩をつめ込み、高温で複数回焼くことによって作られます。この竹塩を食物として利用すると、優れた健康効果が得られるとされています。
日本では、韓国の竹塩が知られていますが、竹塩は台湾でも作られています。
浦田竹塩は、台湾の高山に特有の桂竹を厳選し、海塩をぎっしり詰めてから、溶岩の温度(約1000度)に近い高温で三日三晩焼きます。
こうして得られた浦田竹塩は、味の良いアルカリ塩であり、台湾にある日本式の焼き肉店や居酒屋店などでは特に指定されて使われています。味わってみると、ほのかに「森のなかの温泉の香り」がして、まさに海と森のおいしさが一体となった高級な塩と言えるでしょう。
高温で焼いた浦田竹塩は、ナトリウム量が通常の食塩の1/3になっているため、塩分による体への負担が軽減されます。展示は第1~3期の全期間おこなわれます。
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3Q果は低カロリーの「こんにゃく球」
台湾の食品メーカー「大東羊」の人気商品「3Q果(サンキューカ)」は、ヘルシーで低カロリー。コンニャク、海藻ゼラチン、ペクチン、グアーガムなどを原料に作られており、お腹に優しい健康食品です。
この「Q」も「もちもち食感」の意味です。冷たいミルクティーなど、各種の飲み物に入れて、口のなかで弾むような食感をお楽しみください。
「3Q果」は3つの味。プレーン味は、自然な味わいで、いろいろな用途に合います。黒糖味は、カラメルの香りがミルクティーにぴったりです。そしてマンゴー味は、台湾マンゴーの風味がアイスティーやフルーツティー(果物の角切りが入った台湾の冷茶)によく合います。
展示は第2期(11/18~11/20)と第3期(12/16~12/18)。
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有機栽培「山苦瓜」のお茶と飲料
花蓮浅草堂がお薦めするのは、有機栽培した「山苦瓜(山ゴーヤ)」のお茶と飲料です。
日本ではちょっと珍しい「オーガニック山ゴーヤ茶」は、台湾国立故宮博物院とのコラボで生まれた商品。ティーバッグ入りです。
同じく「オーガニック山ゴーヤ飲料」は、ペットボトル入りの爽やかな飲み物です。
無添加、無糖で、ほのかな甘みは素材本来の味。山ゴーヤ100%使用の味をお楽しみください。
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「仙品茗茶」の傑作 有機栽培「濃香」と「清香」
「仙品茗茶」のブランドを擁する金壺春茶業公司が自信をもってお薦めするのが、有機栽培のお茶「濃香(のうこう)」と「清香(せいこう)」です。
いずれも香り豊かな烏龍茶(ウーロン茶)で、台湾の茶処として有名な鹿谷郷がその産地です。
徹底した品質管理のもとで有機栽培された茶葉を手摘みし、昔ながらの技術を生かした製茶方法で製品化されたこれらの茶は、台湾、日本、欧州連合(EU)の3つの組織から有機栽培の認証を受けた茶葉としては、台湾で最初の栄誉に輝きました。
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一度食べたら病みつきになる「香脆筍」
龍宏醤業のお薦めは、日本の皆様もお好きな味付タケノコ「香脆筍(こうせいしゅん)」です。
台湾の新鮮なタケノコを材料として、昔から伝承されてきた技術と最新の設備のなかで作られる「香脆筍」は、なめらかな口当たりと歯ごたえのある食感で、一度食べたら病みつきになる味です。展示は第1~3期の全期間おこなわれます。
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おいしい味の決め手は「天味料理酒」
天味料理酒(てんみりょうりしゅ)は、台湾で大人気の料理酒です。和食でもよく使われる料理酒は、素材の生臭さを抜くほか、料理の風味づけや奥深い味わいになるまで煮込むときに欠かせません。
天味料理酒は、このような和食の用途にも幅広く使えます。一般的な料理酒は塩分を含みますが、天味料理酒は塩分を含まないため、元の味に影響することなく料理を一段と引き立てるのです。
天味料理酒の原料は100%台湾産の良質な米です。化学的な香料は無添加。自然で、健康的な調味料です。展示は第1期(11/11~11/13)のみ。
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珍しいインスタント麺「ペルー風の肉醬キヌア麺」
キヌア(紅藜麥)は南米原産の雑穀で、栄養価が非常に優れたスーパーフードとして注目されています。
そこで「秘魯肉醬紅藜麥麵」は、台湾産のキヌアをつかい、南米ペルーのような異国風味が特徴的なインスタント麺に仕上げました。
麺に練り込まれた赤いキヌアは、植物性タンパク質と食物繊維を豊富に含んでいます。
キヌア麺一食あたりのタンパク質量は、同量のパスタのなんと2倍。毎日の食事のなかに、台湾産のキヌア麵を取り入れてみませんか。きっとあなたも今以上の健康が得られますよ。展示は、第1期と第3期のみ。
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贈り物に最適「花蒔間経典」の健康茶セット
生産元の「自然主義農園」は台東市知本地区にあります。有機栽培を実践するこの農園の主な生産物は杭菊花(こうきっか)と洛神(ローゼル)です。
農園主の呂宏文氏は、「私の農園では、大地の自然循環を尊重する農法を堅持しています。そのなかで、農薬や化学肥料を使用しないのは最も基本的なことです」と言います。
そんな「花蒔間」ブランドがお薦めするのは、ローゼルやレモングラスなど健康効果の高いとされている植物を合わせた健康茶のセット。大切な人への贈り物にも最適です。展示は第1期(11/11~11/13)のみ。
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有機栽培原料の「植物性オイスターソース」
「喜楽之泉」が日本の皆様にお薦めするのは、有機栽培原料をつかった健康調味料のシリーズです。
「有機素蠔油(ゆうきそこうゆ)」は、遺伝子組み換えでない大豆を原料にして、牡蛎(かき)と同じような風味と味を再現した、植物性オイスターソースです。
そのほか「有機朝天辣椒醬(トウガラシ味噌)」「有機朝天豆板醤(トウバンジャン)」「喜楽腰果醤(カシューナッツペースト)」「喜楽黒胡麻醤(黒ゴマペースト)」など、健康にも美容にも役立つ調味料が目白押しです。展示は第1期(11/11~11/13)のみ。
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温かいご飯に合う「魚鬆」は魚肉ふりかけ
台湾の丸文食品と言えば、カジキマグロの「銀養旗魚鬆」に代表される食品が有名です。魚鬆は日本でいう「ふりかけ」のようなもので、魚肉をつかったフロス(田麩)のことです。
子供や高齢者むけのふりかけ「宝宝旗魚酥」は、おいしくて栄養も豊富。ご飯が、どんどん進みます。「魚宝麺」は、良質な魚肉タンパク質を麺に練り込むことで栄養価がアップしています。
「魚宝醤」は、独特な香りと風味をもつ調味料で「魚鬆XO醤」と呼ばれています。隠し味に少量つかうと、きっと毎日の料理に新たな変化が生まれますよ。展示は第1期(11/11~11/13)のみ。
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おいしさに味蕾も驚く「タンタンメン」
台湾の新語でQ彈(キュータン)というのがあります。可愛い意味のcute(キュート)からきた言葉ですが、よく使われるのは、麺などの食感が「もちもちしてコシがある」こと。
そのQ彈がぴったりと言われるのが、老媽拌麺(ラオマ・バンメン)のインスタント麺で一番人気を誇る「擔擔麵(担担麺)」です。同じく、「香菇炸醬」も根強い人気。ぜひ、お試しください。
担担麺(タンタンメン)は、コクのある醤油味がベース。ゆたかな香りとシャープな辛味が特徴です。おいしさもボリュームも満足の一品。本場の四川料理そのままに、あなたの味蕾(みらい)を刺激するホットな食感は、一度食べたら病みつきになります。
香菇炸醬(シイタケ風味の炒めそば)は、ゆでた刀削麺を先に炒めてから、ネギの香り高いゴマ油風味のタレとからめます。歯ごたえのある麺に、油ひかえめのタレがよく合い、栄養面でもサポートしています。
展示は第3期(12/16~12/18)のみ。
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おつまみも美味! 植物のお肉「素蹄筋」
三陽食品の「素蹄筋(そていきん)」は、おつまみになる「植物性のお肉」。つまりベジタリアンジャーキーですね。台湾には人口の10%ほどの素食者(ベジタリアン)がいるため、このような「動物性ではない肉」の食品が発達しています。
「素蹄筋」もその一つで、小麦タンパクの素材を秘伝のタレで長時間煮込み、さらに高温で焼き上げた、味わい深いおつまみです。試食コーナーで、ぜひご賞味ください。
展示は第3期(12/16~12/18)のみ。
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(翻訳編集・鳥飼聡)
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