[ソウル 31日 ロイター] – 米国と韓国は31日、空軍による大規模な共同訓練「ビジラント・ストーム」を開始した。
米空軍が先週発表した声明によると、11月4日までの予定で、約240機の戦闘機が参加する。作戦の出撃回数は約1600回で過去最大規模になるという。
北朝鮮は合同演習について、侵略の予行演習で米韓の敵視政策の証拠だと非難している。今年に入りミサイル発射を加速させ、核実験に向けた準備を進めているとみられており、米韓は北の脅威に対抗するため、こうした訓練が必要だとしている。
ビジラント・ストームには最新鋭ステルス戦闘機F─35などが参加。オーストラリアも訓練用に空中給油機を配備する予定だ。
米空軍は米韓が「訓練期間中に近接航空支援、防勢対航空、緊急航空作戦などの主要な任務を24時間体制で共同で行う」と説明。「地上の支援部隊も基地防衛の手順や攻撃時の生存能力を訓練する」とした。
韓国軍は米軍も参加した12日間の定例の野外機動訓練「護国訓練」を28日に終了した。
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