中国・河南省商丘市でこのほど、100人以上の子どもが相次ぎ鼻血を出しているという。住民は付近の紡績工場の排気ガスが原因ではないかと疑っている。
地元住民が中国メディアに語った話によると、2年前から窓を開けなくても強い刺激臭を感じるようになり、夜は特にひどかった。12歳の息子と10歳の娘は頻繁に鼻血を出しており、近隣の子どもも同じ症状がみられるという。
住民は大紀元の取材に対し、「夜寝る時にプラスチックを焼いたような悪臭がした」と証言した。悪臭がひどいため、暑くても窓を開けられないという。大人も喉の痛みや咳、鼻のかゆみなどの不快感を訴えている。
住民らは、紡績工場が夜に密かに排気していると疑っている。
地元政府は調査後に「基準を超える有害物質は確認されなかった」と発表。ただ、ガスから刺激臭がするため、周辺の4つの工場に操業停止を命じた。
(翻訳編集・李凌)
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