ロックダウンが続く中国・上海市の高齢者養護施設は1日、生きたまま高齢者(75歳・女性)を遺体袋に入れ葬儀業者に引き渡した事件が発生した。
業者が搬送の際に異変に気付き、作業を中止した。女性はその後、病院に搬送され、命に別条はないという。
中国のSNSに投稿された動画では、葬儀業者が女性を収納した遺体袋を搬送する際に、まだ生きている気配があると気付き、「生きている」と話す様子が映っている。
業者に呼ばれてやって来た施設側の職員は、遺体袋を開けて、女性がまだ生きていることを確認した。
ネットユーザーからは「人殺し」「警察は逮捕しなければならない」「絶対他にも同じようなことがあるだろう」などと批判が殺到した。
上海市当局は2日、事件を起こした介護施設などの関係者5人を処分した。
米国在住の時事評論家の唐靖遠氏は「担当医師が死亡判定するために定められた手順に従わなかった可能性がある」と指摘した。
(翻訳編集・李凌)
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