立夏が近づき、活気あふれる東京・浅草で23日、法輪功学習者はパレードを行った。マーチングバンド「天国楽団」の先導のもと、数百人からなる長い隊列は繁華街を通過し、沿道の人々から注目を集めた。中国共産党による弾圧とプロパガンダの嘘を暴き、迫害の停止を訴えた。
法輪功は法輪大法(ファールン・ダーファ)とも呼ばれ、1992年に李洪志氏より伝えられた。病気治療と健康保持の効果が高い法輪功は学習者を急速に増やし、1999年までに約1億人が学んでいたという。
しかし法輪功の広がりに嫉妬を覚えた江沢民元国家主席はひそかに弾圧を計画。警察は法的根拠なく学習者の拘束や家宅捜索を行った。
1999年4月25日、中国共産党による嫌がらせ行為について陳情すべく、中国全土から集まった約1万人の法輪功学習者が北京に集まった。過激な言動はなく、警察官の指示に従い静かに陳情した。朱鎔基元総理は法輪功学習者の代表者と会談し、嫌がらせを行わないことを約束した。なお、この時の約束は同年7月20日に破られた。
中国共産党による弾圧開始から23年が経とうとしている。いっぽう、法輪功学習者は信念を曲げず、自らを修め、真実を伝え続けている。
法輪功を20年以上続けてきた佐々木さんは、法輪功の健康増進の効果を実感した一人だ。もともとアレルギー持ちで肌が荒れていたが、「気が付いたらつるっとしていた」と語った。また、法輪功の動作は緩やかで動きが少ないため、柔軟体操ができなかった佐々木さんでも続けられたという。
日本育ちの王さんは、都内の国立大学に通う学生だ。幼い頃から法輪功を始め、学業や部活と両立させてきた。法輪功の良さについて「問題に直面したり、友人関係で悩んだり、勉強でなかなか成果が出せないときに、落ち込むことがなくなった。そこまで悲観的にならずに、すぐに前を向いて、立ち直れるようになった」と語った。
法輪功学習者のパレードを沿道から見ていた人々からも多くのコメントが寄せられた。
娘と外出していた男性は取材に対し、パレードを見て「子供がすごく喜んでいた。楽しく見させていただいた」と語った。また、法輪功について「以前から知っており、暗い話が多かったが、前向きになるような印象を受けた」と述べた。
商店街からパレードを見ていた女性は、法輪功が中国共産党によって弾圧されている事実はより多くの人々が知るべきだと話した。そしてメディアは法輪功弾圧について報道すべきだと指摘した。
沿道でパレードを見ていたフランス人男性は、「(法輪功弾圧を)人々に知らせるためにパレードは必要だ。現状について人々は知る必要がある」と述べた。中国共産党による臓器の強制摘出は「恐ろしいことであり、存在してはいけない」とし、政治家は行動を起こすべきだと語った。
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