[東京 15日 ロイター] – 松野博一官房長官は15日午前の閣議後会見で、ロシアによるウクライナ侵略に対し、米国をはじめとする同志国と連携して「中国に対しても責任ある行動を求めていく」と述べた。
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は中国の外交担当トップの楊潔篪・共産党政治局員とローマで会談を行い、中国の対ロシア支援に「直接的、かつ極めて明確な」懸念を表明した。
松野長官は、他国間の会談にはコメントを控えたいとしつつも、国際秩序の根幹を守るため国際社会が結束して毅然と対応することが重要だと語った。
同日の閣議では、「ロシアによる侵略行為に強い制裁をとっていくことが必要」との考えから、ロシア関係者に対する資産凍結の追加措置に必要な了解を行った。松野長官は、今後の制裁措置も、主要7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携して適切に取り組んでいきたいと述べた。
一方、ウクライナからの避難民受け入れに関しては、受け入れの規模、避難民への主な支援のあり方などについて至急検討しているという。当面の滞在先の確保や生活用品の給付、日本語教育、就労・就学、定住支援など「受け入れの協力を表明した企業や自治体とも連携しつつ検討していきたい」とした。
*内容を追加しました。
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