北朝鮮の軍事行動、平和・安全脅かすもので断じて容認できず=官房長官

2022/03/11
更新: 2022/03/28

[東京 11日 ロイター] – 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。

防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイルICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に何らかの機能を検証するために発射された可能性があるという。

松野長官は、各国がロシアによるウクライナ侵略に対応している中、北朝鮮は国際社会に対する挑戦を一方的にエスカレートさせるミサイル発射を強行していると指摘。関連する安保理決議に違反するものであり「強く非難する」と述べた。

読売新聞は11日付朝刊で、政府が新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を行う検討に入ったと伝えた。松野長官は、まず速やかに3回目接種が進展するよう取り組むと強調。その上で、4回目接種については科学的知見や諸外国の状況を注視していきたいと語った。

(杉山健太郎)

Reuters
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