[ヘルシンキ 28日 ロイター] – フィンランド国民のうち、北大西洋条約機構(NATO)加盟を望むとの回答が初めて過半数となったことが、フィンランド国営放送YLEの委託で実施された調査で分かった。
調査は年齢、居住、性別を考慮して代表となる1382人の成人を対象に実施。誤差は2.5%ポイント。
その結果、回答者の53%がフィンランドはNATOに加盟すべきと回答。加盟すべきでないとの回答は28%、「未決定」が19%だった。
YLEによると、調査はロシアによるウクライナ侵攻前日に当たる2月23日に始めたという。
最大日刊紙ヘルシンギン・サノマットの委託で2年前に実施された調査では、加盟を望む回答は20%にとどまっていたが、約2週間前には43%と大幅に上昇していた。こうした調査結果は、国民の態度が急速に変化したことを示しているとみられている。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。