岸信夫防衛大臣は5日、ドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」の日本寄港にあわせ、同国のツォルン連邦軍総監およびシェーンバッハ海軍総監による表敬訪問を受けた。ドイツ艦艇による日本寄港は約20年ぶり。また、ドイツのフォン・ゲッツェ駐日大使との共同記者会見も行われ、防衛協力を強化することを確認した。
ドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」は4日から5日にかけて海上自衛隊との合同訓練の後、東京湾に来航した。
それに合わせて、同日午前にはツォルン連邦軍総監とシェーンバッハ海軍総監が防衛省を訪れ、表敬訪問を行った。
岸防衛相は「強い決意を歓迎」するとともに、「力を背景とする一方的な現状変更の試みは、アジアだけでなく欧州を含む世界共通の重大な懸念であり、このような情勢において日独の連携は重要」であるとの考えを示した。
同日、岸信夫防衛大臣はツォルン連邦軍総監およびシェーンバッハ海軍総監らとともに「バイエルン」を視察した。
防衛省によると、今年は日独交流160周年を迎える節目の年であり、「バイエルン」の日本寄港は「インド太平洋地域への関与を強化するドイツと日本の防衛協力の更なる発展の証」であるという。
岸信夫防衛大臣は「バイエルン」の来航を歓迎するとともに、「日独友好160年の節目に、ドイツがインド太平洋地域へコミットメントを示す上で大変重要な意義を有しており、今後の防衛協力発展の素晴らしい足掛かりとなります」とツイートした。
岸信夫防衛大臣とフォン・ゲッツェ駐日大使及びツォルン連邦軍総監は「バイエルン」艦の前で共同記者会見を行い、安全保障・防衛分野における日独の協力関係強化を確認した。
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