[台北 20日 ロイター] – 台湾の9月の輸出受注は、年末商戦を前にスマートフォン(スマホ)の新モデルや半導体の需要が高まり、過去最高を記録した。
経済部が20日発表した9月の輸出受注は前年比25.7%増の629億ドル。19カ月連続の増加で、伸び率はロイターがまとめた予想中央値(17%)を上回った。
経済部は今後について、中国のエネルギー不足や新型コロナウイルスのパンデミックのリスクが不確実要因と指摘するものの、年末商戦や5G対応端末などのハイテク機器への需要で、輸出受注が安定した伸びを維持するとの見通しを示した。
2021年通年の輸出受注は前年比20%以上の増加を予想。
10月の輸出受注は前年比22.1─25%増と予想した。
9月は、米国からの受注が前年比29.3%増(8月:19.2%増)、中国が11.5%増(8月:15.9%増)、欧州が53.1%増、日本は2.6%増だった。
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