タイと米国空軍の士官候補生、二国間仮想サイバー競技で競い合う

2021/10/16
更新: 2021/10/16

2021年9月、ナバミンダ・カサトリヤディラジ・ロイヤル・タイ空軍アカデミー(NKRAFA) と米国空軍アカデミー (USAFA) の士官候補生が、初めて 「キャプチャー・ザ・フラッグ(旗取りゲーム)」のサイバー競技で競い合った。

この二国間の交流により、士官候補生は敵対的ではなく競争的な環境の中でサイバー侵入、脆弱性、攻撃の兆候についてネットワークや情報システムを分析することができる。

タイと米国の将来のサイバー空軍指導者は、正確さとスピードを必要とする技術的課題への取り組みなど仮想環境でのサイバーセキュリティ技術を磨いている。 

本部PACAF、ワシントン空軍州兵、タイ空軍サイバーセンター、NKRAFA、USAFAのサイバー専門家、リーダー、教育者が数千マイル離れた士官候補生間の競争を主導した。このイベントは2020年6月に開催された年に1度開催される空軍同士での協議で発案されたものである。

 「米国空軍アカデミーの士官候補生は、我々とNKRAFAの士官候補生が参加するこの初の競技に参加できることを大変光栄なことと思っています。来年も参加することを楽しみにしています。」と米国空軍アカデミーのデビッド・メリット(David Merritt)中佐は述べている。 

タイはインド太平洋地域における米国の最も長きにわたる条約パートナー国の1つであり、二国間のサイバーセキュリティ協力は重要な取り組みである。2021年9月にワシントンD.C.で開催されたクワッド (オーストラリア、インド、日本、米国) の首脳会議の後にタイの米国大使館と領事館は、クワッドの首脳によるファクトシートと共同声明を発表し、サイバー能力の開発を主要なイニシアティブの1つとして強調した。

また、クワッドの首脳らは各国の専門家を参加させ、国内および国際的なベストプラクティスを推進することによりサイバー脅威に対する重要インフラの回復力を強化することを誓約した。  

(Indo-Pacific Defence Forum)

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。
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