アイスランドは8日、心筋炎の発症率が「若干高まる」として、米製薬会社モデルナ(Moderna)が製造する新型コロナウイルスワクチンの接種を中止すると発表した。
同国保健省は声明の中で、「最近の北欧各国で集計したデータでは、米ファイザーと独バイオエヌテック(が共同開発した)ワクチンに加えて、モデルナ社のワクチンを接種した後、心筋炎と心膜炎の発症率が増加した」と示した。声明は、同国ではワクチン未接種者に対して、ファイザー社のワクチンを十分に供給できると強調し、モデルナ社のワクチンの使用中断を決めたとした。
同国政府は、モデルナ社のワクチンについてさらに情報を収集すると表明した。
世界保健機関(WHO)の統計によると、アイスランドでは75%の国民がワクチンを接種した。
スウェーデンやデンマーク、ノルウェーは心筋炎のリスクが高まるとの理由で、モデルナ社のワクチン接種を制限した。
スウェーデン政府は6日、30歳以上の市民に対してモデルナ社のワクチン接種を認める措置を講じた。
同国保健当局は、モデルナ社のワクチンと心臓への副作用の関連性について「特に2回目以降は明らかである」との見方を示した。当局は、同ワクチンが原因で心筋炎や心膜炎を発症した患者について「一部は病院で治療、またはモニタリングを受ける必要がある」とした。
デンマークとノルウェー両政府は、12~17歳の青少年にファイザー社のワクチン接種を推奨している。
いっぽう、フィンランド政府は7日、30歳以下の男性市民に対してモデルナ社のワクチン接種を中断した。
(翻訳編集・張哲)
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