29日、自民党総裁選で岸田文雄候補が新しい総裁として選出された。会場では、菅義偉首相(自民党前総裁)が登壇し、挨拶を行った。
その全文は以下の通り。
岸田文雄新総裁誕生を心から応援申し上げます。おめでとうございます。
また、三候補の皆様のご健闘を称えたいと思います。本当にありがとうございました。素晴らしい論戦を展開していただき、そしてそれぞれの政策を具体的に議論をし、さらに磨き上げるという私たち自民党の底力を国民の皆さんに示してくれたと思います。
私自身、総裁として一年でありましたが、わが国にとって長年の課題である、「グリーン」、「デジタル」という課題について、一定の方向性を示すことができたのではないかと思います。
そして、ALPS処理水の処分、防衛上必要な重要な土地問題、さらには国民投票法など、先送りすることができない課題に、皆さんのおかげでめどをつけることができたと思っています。
この一年間、党員・党友の皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。私たち衆議院議員の任期は日々差し迫ってきています。岸田新総裁の元に、私たち自民党党員・党友が一致結束してこの戦いを勝ち抜かなければなりません。どうぞ、皆様のご協力をお願いし、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございます。
(王文亮)