［東京　１８日　ロイター］ – 東京都は１８日、新たに５３８６人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。前週水曜日は４２００人だった。これまでの最多は８月１３日の５７７３人で、過去２番目の多さだった。

東京都基準の重症者数は１８日時点で前日より１人減って２７５人となった。

大阪府でもこの日、過去最多となる２２９６人の新型コロナウイルス感染が確認された。１日の感染確認が２０００人を超えるのは初めて。

ＮＨＫなど国内メディアによると、この日は大阪府のほか、佐賀、奈良、宮城、滋賀、長野、三重、宮崎、岐阜、沖縄、群馬、富山、福岡、大分、愛知、愛媛、岡山、兵庫、山口、高知、山形、栃木、秋田の感染確認者が過去最多となった。

田村憲久厚生労働相は、この日行われた専門家会議で、全国では１週間平均で１日１万８０００人の新規感染が確認されていると指摘。「非常に厳しい感染状況が続いており、全国的な広がりで、重症者も急激に増加している」と危機感を示した。

厚生労働省によると、１８日午前０時現在、全国の重症者数は過去最多の１７１６人となっている。

菅義偉首相は１８日午後、経団連の十倉雅和会長と会談し、感染症の拡大を防ぐためテレワークへの協力を呼び掛けた。