土石流災害から16人救出 「勇気づけられた」熱海市長が撤収する自衛隊に謝意

2021/08/01
更新: 2021/08/01

静岡県熱海市土石流災害が発生してから4週間経った7月31日、斉藤栄・熱海市長は宿営地を訪れ、撤収する自衛隊に感謝の意を伝えた。また、岸信夫防衛相は「酷暑の中で、全力を尽くした」とコメントした。自衛隊員の活動により、計16人が救助された。

現場では最終日も800人体制で行方不明者の捜索が行われた。撤収にあたり、自衛隊隊員たちは現地で犠牲者の冥福を祈り、黙祷を捧げた。今回の災害により、22人が亡くなった。

同日熱海市の斉藤栄市長は自衛隊の宿営地を訪れ、「恐怖と不安に襲われた市民は、皆さんの姿に勇気づけられた」と感謝の意を伝えた。

自衛隊は土石流が発生した7月3日から災害派遣を行い、1日平均300人の自衛隊員が救援活動に当たった。

(蘇文悦)