中国で国産中共ウイルス(新型コロナウイルス)ワクチンの接種が開始されて以来、死亡例の報告が相次いだ。
韓国「聯合ニュース」は22日、上海に住む40代の韓国人男性が中国医薬集団(シノファーム)製ワクチンを接種した3日後に死亡したと報じた。男性は19日に上海の病院でワクチンを接種し、吐き気などの副作用がみられた。22日の朝、自宅で亡くなっているのが発見された。基礎疾患はなかった。
中国では現在、ワクチン接種が義務化されている。接種を拒む人々はブラックリストに載せられ、行動が制限される。
上海市では3月29日より、外国人も国産ワクチンの接種対象となった。しかし、ネット上では中国製ワクチンの接種による死亡例の報告が後を絶たない。
新唐人テレビ(NTDTV)の報道によると、アカウント名「MyBabyBear」を持つネットユーザーは4月中旬、中国のSNSプラットフォームのDouban(豆瓣)に「大学の先輩が国産ワクチンの接種後、ICUに送られた」と投稿した。その後、危篤状態が続いているという。
このユーザーは証拠として、病院からの危篤通知書を添付した。22歳の先輩女性は12日の夕方に病院のICUに送られ、入院前、2時間もけいれんを起こしていたという。
ほかにも、中国のワクチン接種施設で突然、人が倒れ、スタッフが撮影してはいけないと伝える様子を収めた映像がネット上にアップされている。
4月15日にも、「山下花野子」というアカウントのネットユーザーが、28歳の弟(軍人、病歴なし)が、深セン市でシノファーム製の不活化ワクチンを接種した後、死亡したと主張した。
3月末、米拠点のラジオ局「希望の声」に、中国遼寧省大連市近郊の43歳の住民が、ワクチン接種したその日に死亡したという情報が寄せられた。同局はこの住民が住む村の関係者に確認したところ、情報が正しいとの証言を得た。
頭痛や身体中に湿疹、紅斑などワクチン接種後に現れる副作用の報告は多く寄せられている。しかし、関連の投稿やコメントはすぐに削除されてしまう。
江蘇省南京市のネット規制当局は20日、ネット上で死亡例を投稿したユーザーを拘束した。
香港では2月26日より、中国のシノバック製ワクチンの接種が開始された。接種開始から3月14日までの1カ月足らずで、すでに11人が接種後、死亡した。
パキスタンでは2月上旬から中国製ワクチンを使用しているが、現在、同国は流行の第3波の真っ只中にいる。国内感染率は流行開始以来の最高レベルである11%に達しており、20以上の都市が、流行が深刻なため閉鎖された。
パキスタンのアリフ・アルビ(Arif Alvi)大統領とイムラン・カーン(Imran Khan)首相は中国製ワクチンを接種していたが、感染が確認された。
(大紀元日本ウェブ編集部)