【写真】コロナで窮地に陥るベトナム人労働者 お寺に身を寄せ合う

2021/02/24
更新: 2021/02/24

長引くコロナウイルス(中共ウイルス)の影響により、在日ベトナム人労働者たちは苦境を強いられている。なかには職を失い、住む場所に困っている人もいる。埼玉県の大恩寺で住職を務めるティック・タム・チーさんは、そのような人々を受け入れている。日本国内からの寄付もあり、寺院では常時50人程度を受け入れている。

NHKの2020年12月の報道によれば、在日ベトナム仏教信者会のチーさんは、これまで労働者たちのために無料で生活費や光熱費を負担してきたが、避難所の運営には限界があると思いを語っている。「ベトナムから来た若い人たちは、日本に来てたくさんの夢を持っていて、できれば多く助けてあげたいと思っています。しかし、私もずいぶん疲れました。気持ちは山々ですが、自分も本当に限界があります」とチーさんは取材に答えている。

厚生労働省が発表した、「外国人雇用状況」の届出状況によると、2019年10月時点で、計165万8804人(前年比13.6%増)と過去最多を更新した。日本の外国人労働者のなかで、ベトナム人は40万1326人(24.2%)と、中国人の41万8327人(25.2%)に次ぐ最多コミュニティとなっている。

失職したベトナム人労働者のために、大恩寺の住職のチーさんは寺を避難所として開放した。毎朝の読経に参加する(Carl Court/Getty Images)
国内の親族と通話するベトナム人労働者(Photo by Carl Court/Getty Images)
寺院での食事の様子(Photo by Carl Court/Getty Images)
神棚の下に大量に詰め込まれた労働者たちのリュック(Photo by Carl Court/Getty Images)

(王文亮)

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