ヤフーニュースの記者、トランプ大統領に事実誤認の質問を謝罪

2020/05/02
更新: 2020/05/02

ヤフーニュースのホワイトハウス特派員は4月28日、米国が韓国より中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)検査回数が少ないという誤った質問を行ったことについて、ドナルド・トランプ大統領に謝罪した。

ハンター・ウォーカー記者は、フロリダ州のロンデサンティス知事との大統領執務室での記者会見で、大統領に質問をしたとき、データを読み違えたことを認めた。

ウォーカー氏の「韓国は米国より5倍の検査を実施しました。なぜでしょうか?」との質問に対して、大統領は「そんなことはないと思う」と否定したが、ウォーカー氏は引き下がらなかった。

同席したホワイトハウスの新型コロナ対策調整官、デボラ・バークス氏が「韓国の検査は10万人あたり11人だったが、われわれは10万人あたり17人です」とウォーカー氏の発言を修正した。

COVID追跡プロジェクトと米疾病対策センター(CDC)によると、米国は4月28日時点で、人口100万人当たり1万6959人を検査しており、100万人当たり1万1869人という韓国の数字を上回っている。

同日午後、ウォーカー氏はツイッターで「私が間違っていた」とトランプ大統領に謝罪した。

 

トランプ大統領はその後、同氏の謝罪投稿文をリツイートした。翌日、大統領はツイッターで再び、この出来事に言及し、「ヤフーは少なくとも謝罪した。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストは一度も間違いを訂正したことがない」と投稿した。

ホワイトハウスがテストを拡大

トランプ氏は27日、各州が経済再開に向けて動き出す中で、中共ウイルスの検査を全国的にさらに拡大する新策を発表した。

COVID追跡プロジェクトによると、これまでに全米で約570万件の検査を実施した。今後、ウォルマートやCVSヘルスなどの小売業者が新たに数百の検査施設を開設する計画がある。

(大紀元日本語ウェブ編集部)