<新型肺炎>米衛生当局、「中国が支援の申し出を拒否」

2020/01/29
更新: 2020/01/29

米政府関係者はこのほど、中国当局が、国内新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について、米政府の支援を拒んだと明らかにした。

米保健福祉省(HHS)のアレックス・アザー長官は1月28日の記者会見で、米側が中国当局に対して、米国疾病対策予防センター(CDC)の防疫専門家を中国に派遣すると提案したが、「拒否された」と述べた。

長官によると、米政府は1月6日、すでに中国側に支援を行うと申し出た。また、米政府は中国当局に対して、新型肺炎に関する詳細情報をさらに提供するよう促したという。

米衛生当局は、中国武漢市を中心に発生した今回の新型肺炎について、「非常に深刻で重大な公衆衛生問題」と見なしている。同国内では、28日までに5人の感染者が確認された。

米政府は27日、不要不急の中国渡航を控えるよう呼び掛け、中国を最も厳しい旅行エリアとした。

(翻訳編集・張哲)