[ソウル 2日 ロイター] – 北朝鮮政府は、同国がシリアの化学兵器開発を支援しているとする米政府の見解を否定し、北朝鮮に圧力をかけるためのでっち上げだと主張した。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が1日遅く、外務省報道官の話として伝えた。
米国のロバート・ウッド軍縮大使は今週28日、ミサイル開発や化学兵器の部品を巡り北朝鮮とシリアが関係してきた歴史があると発言した。
KCNAによると、北朝鮮外務省米国研究所の報道官は米国の主張は「ばかげている」と反論。「何度も説明している通り、北朝鮮は化学兵器の開発、製造、保管をしておらず、化学兵器自体に反対の立場だ」と述べた。
北朝鮮の制裁決議違反に関する国連の機密報告書によると、昨年には、シリアの化学兵器プログラムを担う政府機関あての北朝鮮からの貨物輸送が複数件阻止されている。
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