[東京 23日 ロイター] – 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比200円61銭高の2万1658円25銭となり、15日続伸した。取引時間中としては1996年10月18日以来の高値を付けた。きょうの取引を続伸で終えれば、連続上昇日数の記録としては過去最長を更新することになる。
前週末の米国株高、円安基調に加え、22日投開票の衆院選で自民・公明の与党が圧勝したことで、買い安心感が広がった。今週から本格化する企業決算での業績拡大期待も、相場を後押ししている。
TOPIXは前営業日比0.79%高だった。東証1部の午前中の売買代金は1兆2766億円。セクター別では、パルプ・紙、保険、鉄鋼、電気機器、鉱業などが上昇率上位に入った。下落したのは空運、サービス、不動産の3業種のみだった。
市場では「前週末の米株高に加えて、衆院選で与党が圧勝した。相場は圧勝までは織り込んでいなかった節があり、海外投資家の期待が入ってきているようだ」(内藤証券の投資調査部長、田部井美彦氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1625銘柄に対し、値下がりが323銘柄、変わら ずが84銘柄だった。
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