国際 完走までが至難の業

2017ドローン世界チャンピオンズリーグ パリで開催

2017/06/11
更新: 2017/06/11

 最先端技術を駆使したドローンを操作し、スピードを競う「パリ・ドローン・フェスティバル(Paris Drone Festival)2017」が開催された。世界各地から36人のトップパイロットが今回のレースに臨んだ。

 パリの中心地「Arc de Triomphe」に設置された障害物コースで、レーサーたちは時速140キロ以上出るドローンをコントロールしながら、アップダウンと曲がり角のあるコースを進み、約545mのトンネルをくぐり、難しい障害物を抜ける。

 完走までが至難の業。高度なコントロール技術と瞬間的判断力が求められ、試合中、衝突したり墜落したりすることはしょっちゅうだ。

 

 レーサーたちはドローンに装着されたカメラと繋がっているバーチャルヘッドセットをつけて、操作を行う。観客が同じヘッドセットをつければ、緊張の度合いが数倍も上がるスリル満点のレースをリアルタイムで見ることができる。 

 優勝したニコライス・ソール(Niklas Solle)さんは同じチームFlyduino KISS Racingのルカス・ウァル(Lucas Wahl)さんを打ち負かした。

 「うまくいったことと、たくさんの人と一緒にこの素晴らしいイベントに参加できたことがとても良かったと思っています」「勝てるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです」とソールさんが喜びを語った。

 DCL’sのスケジュールは今回のパリに続いて、今年の12月までに5つのイベントが開催され、ベルリンが最終開催地となる。

(翻訳編集・豊山)