中国の恐ろしい「針穴カニ」 

2014/09/19
更新: 2014/09/19

【大紀元日本9月19日】秋はカニの出荷量が多くなる。今年は重慶、青島、南通、蘇州など各地で、市民が買ったカニの多くに針穴があいているという。「針穴カニ」の情報がネット上でにぎわっている。17日、中国ニュースサイト「網易新聞」などが報じた。

報道によると、「針穴カニ」とは悪徳業者がカニの重量増加と鮮度を保つために、生きているカニの腹部や脚に水を注入しているという。なかには興奮剤を注射することもある。

「針穴カニ」に関して、中国各地の専門家らは、カニはお互いに喧嘩をする習性がある。また、カニは捕獲後、輸送する過程で押されて、針穴のような傷がつきやすくなると、解説する。その上で、水を注入されたカニは5分以内に死んでしまうと説明し、「針穴カニ」の存在を否定している。

しかし、良心的な業界関係者の情報によると、「針穴カニ」は今年に始まった事ではない。ただ、今年は広く全国的に出現しただけである。今、市場では「針穴カニ」ではないカニを探すほうが困難だ。

同関係者によると、「針穴カニ」は薬を注射すると、体重が増加し、活発になる。販売時の単価が高くなり、売り上げもよくなる。しかし、このようなカニは通常2~3時間後には死んでしまうため、露天商はカニを生かしておく為に、そのカニが買われるまで薬入りの水を注入し続けなければならないという。

「針穴カニ」3 (ネット写真)

「針穴カニ」2 (ネット写真)

「針穴カニ」1 (ネット写真)

(翻訳編集・鈴木真弓)