【大紀元日本8月20日】中国の北戴河会議終了後、思わず笑ってしまう一枚の写真が中国のネット上で話題を呼んでいる。当局が叩こうとする次の「虎」は既に皮を剥がされていた、と示唆に富んだ画像である。
北戴河会議に関し、昨年は7月下旬ごろから海外の親江沢民派メディアは「江沢民元国家主席はじめ多くの指導部退任者が続々と北戴河に入った」などの情報を報じた。しかし、今年は関連報道が一切出ていない。
8月15日付香港紙「明報」の報道によると、会議の中で、長老らは腐敗一掃に対して支持を表す以外、非難をにおわせる言葉はなかった。周永康氏への調査を公表するか否かに対して、習近平国家主席は絶対的な権威を示したという。
15日午後、南京でユースオリンピックの中国代表選手団に面会した習主席の写真が中国各紙に掲載された。リラックスした表情は、終了したばかりの北戴河会議のすべてが順調だったことを物語っている。
北戴河会議終了後、周永康前常務委員の次に、誰が虎になるのか人々の注目を集めている。その矢は江元主席に向けられているようだ。
中国当局は7月29日、周永康氏を立件に向け調査すると発表した。その翌日、党中央規律検査委員会の調査チームが江元主席の「古巣」である上海に入った。
(翻訳編集・鈴木真弓)
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