【大紀元日本7月4日】北朝鮮当局は最近、ミサイル発射のみならず、「スイート資本主義」との戦いでも精力を使っているようだ。開城工業団地で働いている北朝鮮従業員がチョコパイを闇市場に転売するため、その防止策として北朝鮮当局は先月、同団地の韓国企業にチョコパイの配布禁止令を出した。1日、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が報じた。
それによると、これまで北朝鮮従業員は毎日約20個チョコレートパイを受け取っていたが、現在、チョコパイの代わりにカップラーメンやソーセージ、インスタントコーヒーなどを受領しているという。チョコパイは北朝鮮で人気ある珍品とみられている。
南北経済協力の象徴である開城工業団地では、多くの北朝鮮従業員が働いている。彼らの給与は、韓国側従業員の1割以下に設定されているのに加え、北朝鮮当局が韓国企業に北朝鮮従業員へのボーナスの支給を禁止している。
(翻訳編集・王君宜)
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