【大紀元日本1月27日】中国で感染が拡大しているH7N9型の鶏インフルエンザについて中国国家衛生計画出産委員会は26日に発表した診療指針で、人から人へ感染する可能性を排除できないと警告した。
指針は、「持続的な人から人への感染はまだ証明されていない」としながらも、「限定的で非持続的な人から人への感染の可能性は排除できない」と述べた。現在の感染者の多くは単独で発症しているが、中に家族内で数人が感染した事例があったことに言及した。
感染ルートについて、同型ウィルスに感染した鳥の体液、排泄物などを吸い込んだり、触れることによって感染すると説明した。また、発症の1週間前に家畜などに接触した高齢者はとりわけ危険だと指摘した。
現在、中国では200人以上が感染し、50人を超える死者が出ている。なかに、上海市で病院の勤務医が死亡するなど、人から人への感染が懸念されている。
(翻訳編集・高遠)
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