【大紀元日本11月15日】体重140キロある常青華さんは、彼氏探しに合コン番組に18回も参加したことがあったが、結果はいつも振るわない。そんな彼女の前に王子様が現れた。ポータルサイト・捜狐ネットは2人の愛の物語を伝えた。
常さんは河南省焦作市にある焦作大学の行政管理学科を卒業。当時すでに体重が80キロあり、3年後には130キロ。1年で15~20キロ増加するほど食べるのが好きな女性だ。
2012年12月末、25歳の常さんはインターネットを通じて、劉儒という青年と知り合った。劉さんの体重は常さんの半分ほどの63キロと、細身な男性だ。オンライン上で2人は互いの会話を楽しんだ。
二人が知り合ってから2カ月が経ったある日、劉さんは常さんを食事に誘った。常さんは快く受けた。初デートで2人はすぐに打ち解け合った。やがて劉さんは常さんに「素直なあなたが好きで、彼氏になりたいです。一緒に将来の道を歩みましょう」と告白した。まじめで勤勉な劉さんを慕う常さんも、これを受け入れた。
劉さんと出会う以前、常さんには一年間だけ付き合った彼氏がいたが、相手の家族が反対し別れてしまった。その後、常さんは合コン番組に18回も参加したが、相手は見つからない。彼女はすてきな恋を待ち望んでいた。そんな中、劉さんは現れた。
常さんと劉さんはお互いの両親に挨拶した。劉さんの両親は常さんに会うと「彼女の体重は息子の2倍もあり吊り合わないのでは」と思った。一方、常さんのお母さんが劉さんを見たとき、娘よりひ弱であると思ったが、二人の交際を認めた。
常さんは劉さんの両親に認めてもらうために、ダイエットすることを決心した。一日中果物や牛乳や水しか飲み食いせず、夜になったら空腹感で眠れない。彼女は10キロ減量したが、体が耐え切れなかった。極端な減量法を実行する常さんに、医師は「このまま続けたら体は壊れてしまう」と警告した。
命をかけてダイエットに勤しむ常さんについて、劉さんは親を説得した。「常さんは太っているかもしれないが頑張り屋で我慢強い。性格は朗らかでポジティブ、とても優しい。彼女が好きで、一生彼女と過ごしたい」。やがて両親も常さんを認めるようになり、二人の結婚に同意した。
2013年5月、劉さんは常さんの26歳の誕生日の日に、バラを手に抱え膝をついて、「私のお嫁さんになってください」とプロポーズした。同年6月に婚姻届を提出。結婚後、劉さんは奥さんと吊り合うよう体重を増やすことを決め、暴食した結果、10月末には63キロから81キロに増えた。彼の目標は100キロで、常さんと釣り合うためだという。