【大紀元日本11月5日】中国の政府系シンクタンク・中国社会科学院は4日、中国気象局と共同で『気候変化白書2013』を発表した。大気汚染が呼吸器や心臓の疾患だけでなく、生殖機能にも悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。
報告書は、ここ50年にわたって中国の気候変化について調べたもの。汚染物質を含むもやを観測した日数が「明らかに増加し」、もやが持続する日数も「顕著に増えた」という。その原因は、石油化学燃料の消費にともなった有害ガス排出の増加によるものと分析。発電や重化学工業、自動車、冬季の暖房供給などによる排気ガスが主な発生源という。
報告書は、深刻な大気汚染は死亡率の上昇や、呼吸器系、心臓疾患の悪化といった健康被害をもたらすと同時に、肺の機能・構造や、人体の免疫構造に変化をきたす可能性があるとした。さらに、生殖機能にも悪い影響を与える可能性があることを強調した。
(翻訳編集・張凛音)
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