カリフォルニア州現地メディアの取材に答える法輪功学習者(スクリーンショット)
【大紀元日本6月8日】米国オバマ大統領と中国の習近平主席の対談が行われたカリフォルニア州では現地時間7日、在米のチベット人や法輪功学習者が、中国での迫害と弾圧をやめるよう訴えた。
同州パームスプリングズ近郊ランチョミラージュの保養施設で、首脳会談は行われた。施設周辺の路上などでは、約20人のチベット人と約200人の法輪功学習者が、それぞれ横断幕や旗を掲げた。
チベット人一団を代表して、Tenzin Gyaltsen氏は「チベットの劣悪な人権状況とをオバマ大統領に伝え、中国当局の弾圧に終止符を打つよう訴えるために来た」と米国現地メディアに答えた。「チベットは信教、言論の自由はなく、多くの抑制と酷い人権侵害に苦しんでいる。もし考えを公にすれば、捕らえられ、拷問されてしまう」と加えた。
抗議活動を行ったもう一方の一団は、気功で心身の修養を行う法輪功。1999年、当時の江沢民政権から今日まで中国で凄惨な迫害を受けている。「オバマ大統領は対北朝鮮問題を話しあう予定だが、もっと重要な議題があるはずだ」「法輪功に対する大量虐殺を無視してはいけない」とロサンゼルス現地の法輪功学習者アルバート・ローマンは述べた。
3日にも山東省青島市の警察は、拷問の酷さを伝える写真を作成し、弾圧停止を訴える活動に係わった法輪功学習者を16人逮捕した。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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