国境近くを警備中の若い北朝鮮兵士。参考写真(MARK RALSTON/AFP/Getty Images)
【大紀元日本3月18日】北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信が14日、100万人余りの学生が「国を守る聖戦」のため軍隊に志願したと報じた。11日から始まった米韓年次合同軍事演習に対して、北朝鮮政府は半島での有事に構えるなどの姿勢を示している。
当局は同合同軍事演習は北朝鮮攻撃のための訓練だとして非難している。さらに、同国人民軍最高司令部が5日に発表した声明文には、「第二次朝鮮戦争は避けられない」「侵略者の巣穴を先制攻撃する」などと挑発的な文言を並べられ、南北休戦協定の白紙化を宣告した。そして、7日に国連制裁決議案が採択されてから、不可侵条約をも全面的破棄すると明言した。
こうした状況の中、韓国側は小中学校向けに「戦時緊急避難マニュアル」を配布することを発表した。これまで「一般的な」避難指導ハンドブックが配布されているが、軍事衝突を想定したマニュアルの作成は今回初めてだという。
北朝鮮は最近、「全面戦争も辞さない」など強硬的な論調を繰り返している。
(翻訳編集・叶子)
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