【大紀元日本7月18日】国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル台湾支部は、江西省で不当拘束された台湾人男性・鐘鼎邦さんの「救出するための緊急声明」を発表した。
中国で不当に弾圧されている法輪功を愛好している鐘さんは6月22日、親族訪問のため江西省を訪れたところ、公共放送妨害の疑いで連行された。国営新華社通信も連行の事実を認めている。
緊急声明は鐘さんの即時釈放を求めていると同時に、拘束中に拷問される可能性について懸念を示している。
台湾法輪功のスポークスマン・朱婉_qi_弁護士は、今回の事件は誰の身にでも起りうると指摘した。実際、同様の事件は過去10数回発生している。
ワシントンで開かれた7月16日の集会に、鐘さんの家族も参加し、救援を呼びかけた。
また、米下院議員のローラバッカー氏は中国当局に強く抗議するよう、馬英九総統に書簡を送った。
中国当局は拘束の理由について、鐘さんは電波ジャックの関連機材を提供し、国家安全を脅かしたとしている。電波ジャックは2002年、中国当局に弾圧されている中国伝統気功・法輪功の学習者らが真相を伝えるために行った。
(翻訳編集・余靜)