【大紀元日本5月14日】京公安局公共情報ネット安全監察部門は8日に、ホームページの閲覧によく使われるhttpプロキシ・サーバで、特に8080ポート及び8000ポートを閉鎖するよう、全国の各機関に通知した。それと同時に、有名人らのマイクロブログが相次ぎ閉鎖された。一連の動きを受けて、国内のネットユーザから、海外のウェブサイトを閲覧できなくなると懸念する声が上がった。
これに対して、中国のインターネット規制を突破するソフトウェア・自由の門(FreeGate)を開発した動態網絡技術公司の総裁・夏比爾氏は、当局の措置は国内ネットユーザが自由の門や無境界サーフ(Ultra Surf)など検閲突破ソフトの利用には何ら影響はないと話した。その理由とは、これらのソフトは大陸のプロキシ・サーバを利用していないからだとしている。
一方、検索エンジン・百度で9日、大紀元の社説で、中国共産党について解説された『共産党についての九つの論評』の第4章のタイトルにあたる「共産党反宇宙的力量」(共産党は宇宙に反する)を入力し検索すると、同署の関連文章及び映像が閲覧できるようになったという。
専門家によると、中国当局はネット規制をしながら、敏感用語と指定された内容を解禁したことは、現在の不安定な政治情勢を反映していると指摘する。「九評」が解禁されたことは、胡温両氏が江沢民派に対して優勢を占めていることがうかがえる。
(翻訳編集・余靜)
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