北朝鮮「クリスマスツリーは心理戦」 韓国に報復を示唆

2011/12/16
更新: 2011/12/16

【大紀元日本12月16日】北朝鮮政府は、このたび韓国に対し、国境近くの鉄塔をクリスマスツリーに見立てた照明を止めるよう警告を発した。この鉄塔は南北国境にある標高155メートルの丘に立つもので、高さは30メートルある。

国営ウェブサイト・わが民族同士は、照明は「卑劣な心理戦」であるとし、「好戦的な態度は不測の事態をもたらす」と強い不快感をあらわにした。数千個の電飾を付けたこのクリスマスツリーは、点灯すれば北朝鮮の都市・開城からも確認できると予想されている。

韓国は2004年から、両国関係に柔和な姿勢を示すため、北朝鮮側が「プロパガンダ活動」であると主張する国境付近のこのイルミネーションを取りやめていた。しかし韓国海軍の哨戒艦沈没事件などで関係が悪化したことをきっかけに、2010年から再び鉄塔照明を実施している。

(翻訳編集・佐渡 道世)