【大紀元日本11月18日】中国のゴビ砂漠で奇妙で巨大な建造物が数カ所見つかったことが話題になっている。これらの建造物は中国軍の施設なのか、宇宙開発の関連施設なのか、あるいは原子力施設なのか、その用途については、さまざまな憶測が飛び交っている。
物体はグーグルアースで確認することができる。英紙デイリー・テレグラフで掲載された10枚の画像の中
同心の円から放射線状に広がり点在する物体が写っている画像(グーグルアース)
には、一辺の長さが1.6キロメートルの巨大長方形や、複雑な格子模様が写っている。同心の円から放射線状に広がり点在する物体を写す画像もあり、円心近くに3機のジェット機のようなものも見える。また、金属のブロックのようなものが縦横に規則正しく並んだ画像もあり、周辺には自動車の残骸のようなものが散らばっている。
これらの不思議な建造物は、甘粛省と新疆ウイグル自治区との境界線の周辺にある。中国の宇宙開発本部と発射基地のある酒泉市(甘粛省)からは160キロメートル離れている。また、ここから約600キロメートル離れた場所には、中国の鼎新・軍事基地があり、極秘の軍用機飛行テストが行われているとされている。鼎新基地と違う方向で600キロメートル離れたところには、中国が45回にわたって核実験を行ったロプノール湖(羅布泊)がある。
建造物の正体はまだわかっていないが、一部の専門家は、これらの物体は中国のミサイル発射実験における模擬射的ではないかと推測する。複雑な格子状の物体は市街地の道路に見立てているという。
英軍事週刊誌「ジェーン・ディフェンス・ウィークリー」の防衛ジャーナリストのティム・リプリー氏は、グーグルアースに写された格子模様は米国の秘密軍事基地、ネバダ州にあるエリア51に似ていると指摘。「丸い放射状が写った画像はミサイル試射場に見える。武器性能を測定するための射的や計測機器もある」。エリア51にもこのような物体がいくつかあるとリプリー氏は言う。
一方で、エイリアンの基地や太陽エネルギー施設などといった仮説も論じられている。
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