<中国人ブログ>発展の陰りを知る 中国の憂慮トップ15

2011/10/21
更新: 2011/10/21

【大紀元日本10月21日】中国経済の躍起。世界が緊張した眼差しで見つめる理由は、その不透明さと危うさにある。「中国は近い将来、世界一の経済規模を誇るだろう。しかし、それまでに崩壊しないことを前提とする」。中国のインターネットで広く転載されているこのブログ記事は、日々あらわになる中国の発展の陰りを列挙した。

1.2008年からの3年間で、中国の地方政府の負債は2.35億米ドルから1.6兆米ドルに激増した。

2.米国の不動産バブルより香港の不動産バブルが遥かに深刻だ。2003年からの8年間で香港の不動産は3倍の値に膨れ上がっている。

3.北京の一般市民の1年間の収入を全てマイホームの購入に費やしても、平均約0.56平米しか買えない。

4.過去17年間で、約1億4千万人の農民の土地が政府に強制収用された。この数字はニューヨークタイムズが引用した1994年~2006年の農地収用の数字を元に算出したもの。その後も土地の強制収用が行われ続けており、収用範囲は農村から都市に拡大している。

米国家経済研究局(NBER)のデータによると、ここ12年間、中国の農地面積は米サウスカロライナ州の広さに相当する833万ヘクタールが減少している。

5.炭鉱事故による死者はここ5年間で、1万6810人に上る。

6.中国は現在、世界中の53%のセメント、48%の鉄鉱、47%の石炭を消費している。また、他の主要製品の消費も世界で重要なウェイトを占めている。

7.2025年までに中国国内で建設される建物の総面積が400億平米、棟数は500万棟に達する。そのうち、ニューヨーク10個分に相当する5万棟の高層ビルが含まれる。

8.中国では約6400万棟の空き家があり、誰も住んでいない「ゴーストタウン」も存在する。

9.中国のクレジットカードによる債務は5年後には600%と激増する。今年だけでもその債務は630億米ドルから930億米ドルに増加している。

10.中国では、5億人を超える人が1日の生活費が2米ドル未満である。

11.中国では毎日平均にして493件の集団抗議事件が発生している。英デイリーテレグラフ紙によると、昨年1年間で中国で発生した集団抗議事件は18万件に達している。インフレや腐敗など、社会における不安定要素が増え続けている。

12.ペルーの国土面積に相当する中国のゴビ砂漠は、過度の造林、放牧及び水資源の枯渇により、その面積が毎年約3626平方キロずつ拡大している。

13.中国では1秒間で5万5000本のタバコが消費される。

14.中国で株を買うとそれは中国政府に金を貢ぐようなもの。上海50指数の構成銘柄、時価総額上位10位のうち、7社が政府所有のもの。

中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国工商銀行、中国石油化工(シノペック)、中国銀行、中国神華能源(シェンフア・エナジー)、中国人壽保険、交通銀行

15.中国で死刑に処される人数は世界の総処刑者の3倍になる。人権団体アムネスティ・インターナショナルのデータによると、2008年に中国で死刑に処された人数が少なくとも1718人で、世界のその他の国々の合計死刑者数の3倍になる。しかし、実際の処刑回数は毎年約6000回だと分析する者もいる。

 (翻訳編集・余靜)