白頭山の噴火問題で南北が共同研究へ

2011/04/01
更新: 2011/04/01

【大紀元日本4月1日】韓国北朝鮮は3月29日、中朝国境にある白頭山(中国名、長白山)の噴火の可能性について、意見交換の会合を行った。BBC中国語版が報じた。

南北の外交官による今回の会合は、両国の軍事境界線に近い韓国汶山の南北出入り事務所で行われたという。

BBCの関連報道は目撃者の証言として、会合に参加した北朝鮮代表団は3人の専門家を含めて13人であり、29日の早朝に韓国入りして韓国代表団と合流したと報じ、双方は現場の記者の質問に答えず、会合は非公開だったという。

日本の東日本大震災を受けて、北朝鮮地震局が自ら韓国側に申し出て、白頭山の噴火の可能性に関する共同研究を提案した、とBBCは伝えている。

標高2740メートルの白頭山が前回噴火したのは1903年で、その噴火の間隔は約100年とされている。2002年以降、地震の回数が以前の約10倍に増えた。

専門家らは、地表の兆候や衛星写真に基づいて、同山の再度噴火の可能性を示唆している。もし大規模な噴火が起きれば、規模は2010年のアイスランドの火山噴火の約1000倍となり、極東地域では甚大な被害が予想される。

韓国統一省トップの玄仁沢氏は、南北の共同研究がうまく進めば、双方の協力関係が抜本的に改善する、と期待感を示した。

(翻訳編集・叶子)