「UFOがミサイルを発射不能に」 元空軍大佐ら7人、ワシントンで記者会見

2010/09/30
更新: 2010/09/30

【大紀元日本9月30日】「『また来た』。同僚は真っ青な顔で飛び込んで来た。『何が?』と聞く私に、彼は『UFO』と答えた。私は外に出た。基地の上空に、中心が黒く周りが赤い、まるで目のような形のUFOが基地に向けて光線を照射していた…」

自らのUFO目撃談を語ったのは、イギリスのベントウォーターズ空軍基地に駐在した米退役大佐チャールズ・ホルト氏。27日、ホルト氏を含む米軍の核兵器施設で勤務していた元空軍大佐ら7人が、ワシントンのナショナル・プレスクラブで記者会見し、UFOや地球外生命体との遭遇体験を語り、米政府に対しUFO情報の公開を訴えた。30年の間に100件以上のUFO事件が目撃された詳細な証言に、来場者は驚きを見せた。

UFOは核兵器に興味津々 

会見に臨んだロバート・サラス大尉は、1967年3月のUFO事件を紹介した。当時モンタナ州の空軍基地にいたサラス大尉は、明るく赤く光る楕円状の飛行体が基地上空に出現したことを目撃し、同時に、核弾頭を載せた大陸間弾道ミサイル(ICBM)のシステムが一時、発射不能の状態に陥ったことを明らかにした。

サラス大尉はさらに、地球外生命体は人類に敵意を持っているわけではないと述べた。「彼らはわれわれの装備を破壊することもできたが、そんなことをせず、ただ1日2日借りて行って、また返してくれていた」と話した。

今回の記者会見の司会を務めたUFO研究家ロバート・ヘイスティングズ氏は、核兵器が誕生して以来、地球外生命体は地球での核開発の状況に強い関心を持っていると指摘した。

氏は自らの体験談や元軍人120名以上から得た目撃証言から、1948年から2003年の間の世界各地の核兵器施設でのUFO活動に関する記録が立証可能であるとした上で、UFOの核兵器への関心と干渉は、人類に核兵器という「火遊び」の危険性を警告しようとするものという見解を示した。

政府は情報を封鎖

ホルト氏はUFOを目撃した当時、報告書と録音テープを上司に提出したが、上司から「イギリスでの出来事だから、我々には関係ない」と告げられ、備忘録もすべて削除するよう指示されていたという。

サラス大尉もUFOによるミサイルシステムの異常発生後、上司に機密保持誓約書を書かされたと証言した。「この件について、永遠に沈黙を保ち、妻や基地内の人にも絶対に言わないよう命じられた」と大尉は述べた。「それでも今日この場に立ったのは、人々の知る権利、UFOの真実を知る権利と必要性のためだ」と語った。

司会のヘイスティングズ氏は、UFO調査は政府に妨害されることはないが、目撃者などの証人に電話連絡する度に、無言電話がかかってくることを公表した。政府がUFOに関する調査研究を警戒・監視しているシグナルだとヘイスティングズ氏は指摘する。

ヘイスティングズ氏は今回の事実公開について、「人々が地球外生命体の実在を認識する必要がある」と主張し、「他の星からの生命体が地球にやって来ているという事実を前にして、人々は今までの世界観を変えなければならない」と結んだ。

(記者・李莎、翻訳編集・張YH)