【大紀元日本9月5日】9月1日午後10時ごろ、雲南省保山市で豪雨により土石流災害が発生した。21戸が土砂に埋まり、外界との通信も中断、現在も完全には回復していない。同市政府の発表によると、3日午後4時半の時点でこの土砂による死者は16人、行方不明者は32人。
被災地では雨が降り続いており、村民は土石流の再発を警戒している。
保山市の災害現場(大紀元資料室)
村民によると、今回の土石流発生時にはほとんどの村民が家の中にいたため、土砂に埋もれてしまったという。ある家は、一家6人全員が死亡した。現在、掘削作業が続けられているが、掘りだされた被災者の遺体がすでに異臭を放ち始めているという。
「山は険しく、斜面が急で下には掘り出した土があり、山上では水を蓄えている。石や砂を含んだ水が流れ落ちてきたため、彼らは埋まってしまった。およそ4メートルとかなり深く埋まってしまった」と村民の何さんは話している。
同省の貢山自治区では先月18日に大規模な土石流が発生し、約100人の死亡者・行方不明者が出たばかりだった。
(記者・洪寧/翻訳編集・坂本)