【大紀元日本7月21日】中国共産党政権による法輪功への集団弾圧が11年目となる7月20日を控え、18日、香港では弾圧の中止を求める集会やデモが行われた。香港や台湾の愛好者数百人と各界の支援者が参加した。
香港の法輪功団体のスポークスマン簡鴻章氏は集会で、「中国政府による法輪功への弾圧は、愛好者に肉体の拷問と精神の虐待を強いる上、虚偽の宣伝で法輪功に濡れ衣を着せ、世の人々をも騙している。その上、経済利益の誘惑で彼らの良識をも失わせた。しかし、我々はいかなる状況においても挫けない」と発言した。
香港の民主団体「支聨会」の会長・司徒華氏は集会で応援演説。「法輪功が堅持する平和かつ理性的で、真善忍の精神に満ちている抗争方式は、民主を求めて戦っているその他の友人たちによい手本を示している」などと述べた。
香港の元議員の馮智活・牧師は、法輪功愛好者の勇気は、「信仰、民族、宗教などの理由で弾圧を受けているその他の人々をも激励している」などと述べた。
米国の人権法律協会のアジア地区の執行長・朱婉_qi_弁護士は電話で次の応援メッセージを寄せた。「正義感を持って法輪功を支援する人々に、心から喜ぶ。あなたたちの良識は自分の生命に美しい未来を築いたからだ」
香港民主党の幹部・周偉東氏は、「中国のすべての災いの根源は中国共産党にある。我々中国人全員が良識を固く堅持し、一人一人が微かな努力を費やすことができれば、最後には必ず、中国共産党を解体できる。そうなれば、中国人には輝かしい未来がやってくる」と呼びかけた。
中国国内の複数の支援者も録音メッセージを寄せた。
吉林省在住の作家・芦雪松さんは、法輪功の反迫害の活動は、「中華民族の正義感と正しい道がまだ存在していることを実証した」と評した。
上海在住の人権弁護士・鄭恩寵氏は、「一人の弁護士として、これからも、法輪功弾圧の真相を明らかにするため、支援していく。歴史は必ず法輪功問題に明白な答えを出すであろう」と述べた。
法輪功弾圧の残虐性と違法性を訴えて、最高指導部に弾圧中止を求める嘆願書を3度にわたり送った人権弁護士・高智晟氏。逮捕・監禁が繰り返され、いまは行方不明になっているが、その元助手の温海波・弁護士は、「冬のあとには必ず春がやってくる。我々はあきらめずに堅持していく」と述べた。
香港立法会の議員・梁国雄議員は、「皆が法輪功への弾圧を無視すれば、中国政府の行為を励ますに等しい。最終的には、自分もその弾圧の対象に成りうる」と述べた。
集会後、約500人が参加するパレードが午後2時から5時まで行われた。沿道では大勢の中国人観光客がパレードを写真撮影し、自ら配布チラシを求める人も少なくなかった。
ある中国人観光客は、記者の取材に、「とても震撼した。人生初の体験だ。自由を感じ取れた」と話した。