2歳女児鳥インフルエンザで重篤=中国山西省

2009/01/18
更新: 2009/01/18

【大紀元日本1月18日】中国山西省で2歳の女児がH5N1型鳥インフルエンザに感染した。現在病院で治療中だが、危険な状態にあるという。

山西省衛生庁の発表によると、同省で高病原性鳥インフルエンザと診断されたのは初めて。

この山西省呂梁市管轄下にある孝義市在住の2歳の女児は7日に湖南省で発病し、11日に祖父母に連れられ山西省に戻った。病状が悪化したため14日に省内の汾陽病院で診察治療を受けたが病状は改善されず、その日の晩に山西省児童病院に移された。現在、危険な容態にあり、同省衛生部門が専門家グループの指示の下で治療を行っている。

国家衛生部は17日、中国疾病予防センターと中国医学科学院が患者のサンプルに対し再度検査を行ったところ、H5N1型鳥インフルの陽性との結果が出たと発表。同日、現地政府は突発公共衛生事件2級応急対応を発動し、すべての接触者に対し厳密な観察を行い、流行病学調査を展開するという対策措置を採った。現在、これらの接触者に変わった様子は見られないという。

中国衛生部は、この病例に関する状況をWHOと香港・マカオ地区や一部の国に通報している。

(翻訳・坂本)