【大紀元日本12月1日】11月最後の日曜日の30日、中国の独裁政権・共産党からの脱退を支援するパレードが東京・新宿で行われ、2004年11月以降、4600万人の勇気ある中国人が中国共産党(中共)関連組織からの脱退を宣言したことを日本の民衆に伝え、さらに多くの中国人が中共の呪縛から解き放たれるよう、日本社会に支援と協力を求めた。
パレードは、主催するNPO法人・全世界脱党支援センター日本(代表・佐藤国男)関係者とその支援者ら、迫害停止を求める法輪功学習者など200人近くが参加した。
晩秋の青空の下、勇壮なメロディーを奏でる天国楽団団員らを先頭に、「解体中共(中共を解体せよ)」「結束迫害(迫害を停止せよ」」などの幟や横断幕などが掲げられ、法輪功学習者が迫害の拷問で受けた被害の実態が写真と文章で書かれたプラカードなどを持つ者に続き、黄色の煉功服を着た腰鼓(腰太鼓)隊が軽快なリズムでパレードの後方を飾った。
拡声器からは、大紀元時報の連載社説「九評共産党(共産党についての九つの論評)」が2004年11月に発表されてから、多くの中国人が共産党の「嘘と暴力」の本質を知ることで覚醒し、現在では、毎日数万人の中国人が脱退を宣言していることが紹介された。
また、共産党の闘争心を煽り、他者を思いやることがないイデオロギーに染まっている中国人が、暴力や迫害を恐れずに脱退を宣言することは、相当の勇気が必要であることが説明され、隣国として、日本人もこうした事実を認識する必要があることを示した。
さらに、北京五輪後、中国は国際社会の一員として仲間入りしたかのように見えるが、実際には、現在も集団抗議事件が発生しており、当局の暴力的な制圧により、暴動に発展するケースが多いことも紹介され、沿道の建物の窓を開け、聞き入る人々もいた。
中国人の魯之●(●…王偏+番)さんは、高齢にもかかわらず、脱党のパレードへの参加を欠かさない。魯さんは「現在の急務は、中共を解体すること。中共を解体をしないと、中国人民が本当の自由を得ることはない。世界人権60周年なのに、中国大陸には人権がない」と訴えた。
勇壮なパレードを記録しようと、携帯のカメラを向けている人も多く見かけられた。一行は、中国人が多く行き交う大久保や新大久保界隈を周回し、スタート地点の大久保公園に到着、パレードに関心を持つ人々も公園まで一緒に歩き、熱心に説明を聞いていた。
軽快なリズムで隊列の後方を守る腰鼓隊(大紀元)
中共解体を呼びかける参加者ら(大紀元)
「中共が解体しなければ、中国には自由がこない」と訴える魯さん(大紀元)
駅前でパレードに見入る人々(大紀元)
新大久保駅前、パレードを見守る人々(大紀元)
勇壮なメロディを奏でる天国楽団(大紀元)
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