【大紀元日本2月11日】米国ヤフーは2月8日に理事会を開き、マイクロソフト社が1日に提示した買収案を拒否すると決めた。理由は446億ドルの回収金額は低すぎるためであるという。
ニューヨーク・ポスト紙の報道によると、マイクロソフト社は2月1日に、上記の買収案を提示し、回答の期限を設けなかった。それに対し、ヤフーは2月8日に理事会を開き、拒否する決定を下した。
マイクロソフト社が提示した買収金額は一株につき31ドル。ヤフー社の今の株価より約62%高い。それに対し、ヤフー社は低すぎると判断している。
また、ヤフーは11日頃に買収拒否を公表すると報じられている。それについて、同社の広報担当者は、引き続きさまざまな可能性を探ると述べるにとどまり、具体的なコメントを避けた。
ヤフーがマイクロソフト社の買収案を拒否すれば、グーグル社とのネット検索市場での広告競争は、引き続き劣勢になる、とメディアは報じている。
一方、マイクロソフト社は去年一株40ドルの回収価格を提示したが、ヤフーに拒否された、との説も一時に流れていた。
(翻訳・叶子)